住まいお手入れ情報

MAINTENANCE

2023年4月19日

【カビも撃退!冷蔵庫のお手入れ1カ月計画】梅雨前に完了!

家事力アップに燃えている営業担当のNが、冷蔵庫のお手入れについてご紹介します。

普段は週末の料理担当の私が、毎年この時期に習慣にしている方法です。

冷蔵庫のお手入れ、つい面倒で放置しがちですが、1カ月かけて少しずつ気温が上がる前に、カビが心配な梅雨までの完了をめざして、ぜひお試しを!

冷蔵庫でもカビが増える?!

冷蔵庫は本来10°C以下と低温のため、カビは発生しにくい環境のはず。ところが、意外とカビが増える条件「温度・湿度・栄養」が揃いがちなんです!カビの胞子は空気中どこにでも漂っているため、ドアの開け閉めで簡単に入ってしまいます。

■うっかり温度上昇!

○必要以上に頻繁な開閉
○開けっ放しで献立を考えたり、食品を探したり
○食品を温かいまま入れてしまう

■湿度も上がりやすい

○構造上、風通しが悪く、水分がたまりやすい
○開閉や開けっ放しで、水蒸気を含む外気が入り、結露が発生

■栄養がいっぱい!

○食品自体がカビの栄養に
○調味料が垂れた跡や、肉や魚のドリップ、野菜に付いた汚れや水分など

まずは、温度や湿度が上がらないように、使い方には気を付けたいですね。
そして、水分・栄養分となる汚れをしっかり取っておくことが大切です。

食材や調味料を整理しながら準備!

■買い物を控えめにしてあるものを整理・活用!

残り少ない調味料を使い切ったり、使っていない調味料や古くなった食品を処分したりと、整理を進めていきます。

特に冷凍庫内の食品は、お手入れ時に外に出すと溶けてしまうため積極的に消費していきましょう。

買物も少し控えめに。あるもので献立を考えると、意外な組み合わせのアイデアレシピにつながることも! 買い置きの乾物や缶詰などの保存食品を活用してみるのもおすすめです。

手始めはいつでもできる外側から!

■まずは前面のドアと側面を水拭き

お手入れをついサボりがち…。そういう方こそ、手始めは冷蔵庫の外側から。

庫内の食品の状況に関わらず、食事の後片付けのついでなど、いつでも着手できます。

マグネットなどはすべて取り除いて(これだけでもスッキリ)、前面と側面をやわらかい布で水拭き。

汚れが取れない場合は、中性洗剤をうすめて使い、その後再び水拭きを。 カンタンですが、キレイになって気分スッキリ。
やる気が出てきますよ!(笑)

■冷蔵庫の上も忘れずに。酸性の油汚れにはアルカリ性で!

お次は、ややハードル高めの冷蔵庫の上です。たいていの場合、汚れの正体はホコリと油。中性洗剤で落ちない場合は、アルカリ性の洗剤とやわらかいスポンジで軽くこすって、拭き取りましょう。
キッチンの油汚れ用洗剤のほか、「重曹水→セスキ炭酸ソーダ水→アルカリ電解水」の順にアルカリ性が強くなりますので、
試してみてください。

また、冷蔵庫の周りのホコリは放熱障害につながります。 壁と冷蔵庫の間や、コンセント周りのホコリを取り除いたり、脚カバーが取り外せる場合は、外して床との隙間にも掃除機をかけておくと万全です!

パッキンやドア周りに着手!

■食品を本格的に取り出す前にできるところから!

まだまだ食品が残っている場合は、パッキンやドア周り、ポケット周りを拭いていきます。パッキンが汚れていたり異物が挟まっていたりすると、衛生面だけでなく密閉性にも影響し、冷気漏れによる温度上昇や結露の原因にもなります。

水拭きが基本ですが、汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤で拭いてから水拭きを。ポケット部分は調味料が多いので、少しの時間なら庫内から出しても影響が少なく着手しやすいですね。

いよいよ庫内をおそうじ!

■食品を取り出し、順に棚を外して水洗い!一段ずつでもOK
時間があればすべての食品を出して、棚を外し水洗いしていきます。クーラーボックスと保冷剤を準備すれば安心ですし、解凍する予定の冷凍食品を一緒に入れると一石二鳥ですよ。

忙しい方は、一段ずつがおすすめ。食品を庫内で移動するだけでできます。

また、棚は水拭きでもいいのですが、洗ってしまう方がより清潔になりスッキリします。よく乾かせば充分ですが、カビや雑菌が心配な方はアルコールスプレーをしておきましょう。

■冷蔵庫本体内部も水拭き!
棚がきれいになったら、庫内も水拭きしていきます。 チルド室なども外してみると、食品カスが落ちていることもあるので念入りに。

冷凍庫内や製氷機もきれいに!

■製氷機の内部の汚れはクエン酸で!

最終段階は冷凍庫です。食品が減ってきたところを見計らって、一気にお手入れしてしましょう。食品が多い場合はクーラーボックスや発泡スチロールの箱と保冷剤で一時避難を。製氷のための給水タンクは水洗いや中性洗剤で洗うことができますが、管など内部の汚れが気になる場合は、クエン酸を使って製氷します。

【用意するもの】

水…………300ml
クエン酸……大さじ1
食紅…………付属スプーン1/2

【掃除方法】

(1) 貯氷タンクを空にする
(2) 給水タンクのフィルターを取り外す
(3) クエン酸と水、食紅を給水タンクの中に入れてよく混ぜる
(4)給水タンクを設置して製氷開始
(5) ピンク色の氷ができたのを確認する
(6) 給水タンクを水洗いする
(7) 給水タンクに水を入れて設置する
(8) 製氷を3~5回繰り返し、食紅の色が消えたのを確認

まとめ

いかがでしたか?家事の合間に少しずつ。約1カ月かけて順にお手入れしていくイメージです。一度とことんキレイにしておくと、汚れが付いたらすぐに拭き取るなどこまめなお手入れが習慣化しやすくなりますよ。 カビや雑菌はもちろん、食中毒の心配も増す季節を控えて、スッキリと清潔な冷蔵庫にしておきたいですね。

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