安く野菜が買えた時、野菜ジャムにしておくと保存できて便利。野菜の価格高騰が気になりますが、いちごなどに比べれば格段に安いですし、根菜類は意外と安く買えることも。また、余りがちな柚子の有効活用も兼ねています。今回は食べ歩きと休日の料理が趣味の営業担当のTが実際に作ってみましたよ。意外と簡単!ぜひお試しあれ♪
「にんじんジャム」パンやヨーグルトに!お料理にも!
「野菜を甘いジャムにする」と聞いて、初めは意外でしたが、試してみると結構イケます!パンやヨーグルトは基本として、
クッキーやケーキなどの手作りスイーツに混ぜたり、ホットケーキに混ぜるのもおすすめです。
チャツネのようにカレーやトマトソースを煮込む時に使ったり、
照り焼きや生姜焼きのソースに入れたり、生春巻きのトッピングにも!“甘い野菜”意外と出番がありますよ。
作り方をご紹介します!
【材料】できあがり400cc分程度
・にんじん(皮むき後)・・・350g(小サイズ3本程度)
・砂糖・・・200g
・塩・・・少々
・柚子のしぼり汁・・・15cc(小サイズ1個分程度)
砂糖はグラニュー糖なら色がきれいに、きび砂糖ならコクが出ます。
お好みの比率で混ぜて使うこともできます。
(1) にんじんを煮る
皮をむいたにんじんをひと口サイズ程度に切り、鍋ににんじんにたっぷりかぶるくらいの水とともに入れて煮る。
沸騰したら弱火にして、約30分煮る。
(耐熱性の高い鍋なら最後の10分は火を止めて余熱でOK)
(2) にんじんをつぶして砂糖を加える
にんじんを煮た煮汁から、60ccを器などに取る。にんじんをすべて湯切りして、60ccの煮汁とともにブレンダーやミキサーで細かくつぶす。鍋に戻して、砂糖を2回に分けて加え、塩も入れてよく混ぜる。
※湯切りの際ににんじんのゆで汁は捨てずにスープなどに活用できます。
※にんじんを倍量煮ておき、砂糖・塩を加える前に半量取り分ければピューレに。
ポタージュスープや離乳食に使えて便利。冷凍もできます。
(3)再度煮て柚子のしぼり汁を加える
砂糖を入れたにんじんを再度8分加熱する。
途中で柚子のしぼり汁を加える。
この間に瓶の煮沸も同時進行で!
(4)煮沸した瓶に入れる
別の鍋に使用する瓶を入れて、水から加熱する。
熱湯に入れると急激な温度変化で割れやすくなるため。
沸騰したら弱火にして、5分程度煮沸。
箸またはトングで取り出して、ふきんの上で自然乾燥させる。
(5) 完成!
2~3週間は日持ちできる。それ以上保存したい場合は脱気をすれば、長期保存が可能。
脱気は熱いままのジャムを入れて軽くフタをし、瓶の下半分がお湯に浸かるようにして煮沸し、
熱いうちにフタを固く閉め直して空気を抜く。
柚子が余ったら、大根と一緒に大根ジャムも!
柚子が余ったら、これまた余りがちな大根と合わせて大根ジャムにするのはいかが?
電子レンジでできて、大根は皮つきのまま使うので手間いらず。
できた柚子入り大根ジャムはお湯で薄めて飲むと、のどに良さそうですね♪
>>「レンジで作る大根ジャム」レシピ 農林水産省HP
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/IYFV2021/IYFV2021_menu/2_124.html
まとめ
いかがでしたか?いちごなど水分の多い材料でジャムを作ると、びっくりするくらいカサが減ってしまいますが、
にんじんの場合は目減りが少ない点も魅力ですよ。
「料理に使いたい」「甘みを減らしたい」という方は、砂糖少なめ・塩多めにすると保存性も変わらず、あまじょっばい風味に。
ドレッシングやパスタのソースに混ぜたり、焼いた肉や魚のムニエルなどにトッピングしたりと、展開を考える楽しみも広がります!