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2022年7月6日

窓ガラスの種類別!紫外線カットの効果とは

夏の紫外線対策として日焼け止めを塗ったり、日傘を差す方が多いかと思います。外出時に紫外線を意識していても、家の中ではケアを怠りがちになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、紫外線はお家の中にも入ってきます。紫外線は窓ガラスを通して侵入してくるので、対策を怠っていると、室内で過ごしていても日焼けをしてしまうのです。
今回は、お家の中に紫外線を入れないためにできるUV対策として、窓ガラスの種類別の紫外線カット率をご紹介いたします。

自分でできる!窓ガラスの紫外線対策とは?

窓から入ってくる紫外線を防ぐには、ホームセンターなどでも手に入るUVカットフィルムを貼る、遮光カーテンを付ける、すだれを設置するといった方法があります。これらは初期費用を抑えつつ、簡単に導入できる対策です。しかしいずれも、日々のお手入れが必要だったり、シーズン前に準備をしなければならないなど手間がかかる面もあります。そこで今回は、窓ガラスそのものをリフォームしてUV対策する方法をご紹介します。

紫外線対策ができる窓ガラスとは

今回は、フロート板ガラス、複層ガラス、合わせガラス、Low-E複層ガラスを例にご紹介します。実際は、各メーカー、各製品によって異なりますが、一般的にはガラスが厚くなればなるほど紫外線の透過率は低くなります。紫外線の透過率の目安は以下のようになります。

  • ・フロート板ガラス:66.4%
  • ・複層ガラス:59.8%
  • ・Low-E複層ガラス(高遮熱断熱タイプ):20%
  • ・合わせガラス:1%

上記4種類の中でもっとも紫外線対策が期待できる合わせガラスとは、2枚以上のガラスを強靭な中間膜で貼り合わせたガラスのことです。安全性が求められる車のフロントガラスなどに用いられています。一方で、合わせガラスには、断熱・遮熱機能が備わっていないという欠点も。

そこでおすすめなのが複層ガラスです。複層ガラスとは、2枚のガラスのあいだに空間があるガラスのことです。紫外線対策をしつつ、断熱・遮熱効果も期待できる複層ガラスであれば、お肌のUVケアだけではなく家具・床の日焼け防止や冷暖房費の節約にもつながります。
複合ガラスの中でも、表面にコーティングされた特殊な膜により、熱を反射・吸収する機能を持つLow-E複層ガラスはおすすめです。すべてのお部屋の窓ガラスをリフォームすると費用がかさみますが、たとえば日中過ごす時間が多いリビングや書斎の窓を複層ガラスに変えるなど、ご要望やお部屋の用途に合わせて使い分けてもいいでしょう。

まとめ

家の中に紫外線が入ってこないように対策できれば、お家時間がより快適になるのではないでしょうか。
窓のUV対策について、気になることがあればお気軽にご相談ください。
今後も生活に関するお役立ち情報を発信していきますので、次回の更新もどうぞご期待ください!

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