畳は、ほんのり香るい草の匂いによってリラックス効果も期待できる素材です。夏の暑い時期でも気持ちよく寝転ぶことができます。しかし、使用環境やメンテナンス状況によってはカビが生えてしまうことも。湿気が多くなるこれからの季節に備えて、畳のカビ対策と普段のお手入れ方法をご紹介します。
畳にカビができる原因
カビは、湿度・温度・養分が揃うことで発生します。畳に使われるい草は吸湿能力があるため、畳の中は湿度が高い状態です。そのため、畳のある部屋で洗濯物を干したり、飲み物などをこぼしてそのままにしているとカビが生えてしまうことがあります。特に新しい畳は吸湿作用が高いので、新しい畳ほどカビ予防をしっかりしましょう。
畳のカビ取り方法
畳にカビが生えたときのお手入れ方法をご紹介します。
全体にびっしりとカビが生えたとき
(1)畳を屋外に出す
(2)表面のカビを拭きとる
(3)掃除機をかけて乾拭きする
(4)2~4日、日陰で干す
畳の一部分にカビが発生している場合
(1)お部屋を換気する
(2)畳の目にそって掃除機を念入りにかける
(3)乾燥した布かドライシートなどで乾拭きする
(2)~(3)を数回行う
いずれも畳にカビが生えた場合の基本的なお手入れ方法ですが、カビの状態によっては畳そのものを取り換える必要もあります。
畳のカビ予防
カビを予防するには換気が重要です。たとえば、畳を1箇所浮かせて畳と床板の間に空気を通すと、空気の流れができ湿度が下がるので有効なカビ対策になります。また、エタノールやお酢を表面に軽くスプレーしておくとカビ菌を除菌することができます。畳は水ぶき厳禁ですので、水をこぼした場合などは必ずすぐに水を拭き取り乾燥させてください。日頃の雑巾がけも、乾拭きが基本です。
まとめ
湿度が高くなる梅雨時期や、畳の部屋で洗濯物を干したり加湿器を使うときは、畳にカビが生えないようご注意ください。もしカビを発見したら、今回ご紹介したお掃除方法を試してみてください。ただ、ご紹介した方法はあくまでも応急処置です。被害を最小限にするためにも、何かトラブルがあった場合はお気軽に敷島住宅へご相談ください。