水回りでは必ず水に関する面倒な家事が発生します。鏡についた水あかや床や壁紙に飛び散った水のあと、ちょっとした汚れですが放置するとカビが発生することもあります。見た目にも衛生的にもきれいにしたほうがいい水回りですが、日々のちょっとしたお掃除の手間を減らすために防水加工という手があります。今回は、自分でできる水回りの防水対策についてご紹介します。
撥水コーティング
専用のスプレーや液剤を使用するだけでその場所を撥水コーティングすることができます。
シンクや鏡、浴そうなど幅広く使えるのが特徴です。
メリット
スプレーや液剤を塗るだけという、手軽さが魅力の方法です。撥水加工することで水切れがよくなり、水あかや汚れがつきにくくなるので普段の掃除もラクになります。
デメリット
撥水コーティング剤の種類によって、効果の持続期間に差があります。また、コーティング剤によっては対応していない素材があるため利用できない場所もあります。
防水壁紙、防水テープ
水が飛ぶ壁や床に貼ることで防水加工になる方法です。汚れが目立つ場所のリメイクや汚れ防止にも利用できます。
メリット
防水壁紙や防水テープは色柄やサイズも豊富です。壁紙の上から貼れるものやマスキングテープのように簡単に貼って剥がせるタイプもあり、部分的なリメイクにも活用できます。他にも、隙間が気になる場所をふさぐことにも使えます。
デメリット
防水加工したからといって、水分が蒸発しやすくなるわけではありません。落ちた水分が防水加工されていない場所にたまってしまうと、カビの発生原因になりますので注意が必要です。また、すでに傷がある場所やカビが発生している場所には利用できません。
防水パネル
床や壁に貼るだけで防水加工できるパネルです。壁紙やテープとは異なり、少し厚みがありますが温度変化に強く浴室の壁などにも利用できます。
メリット
パネルになっているので壁紙と違い、空気を抜いたりする必要がなく手軽に扱えます。カッターで切ることができるので、好みのサイズや形に簡単に加工できます。防水だけでなく衝撃吸収や防音などの効果も期待できます。
デメリット
撥水スプレーや液剤、防水壁紙、テープと比べるとコストが高くなりやすいです。さらに、貼った部分は壁の厚さが増すため、空間が狭くなったと感じることもあります。
まとめ
今回ご紹介した方法は、あくまでも簡単にできるDIYの一種です。対応している素材や場所などは方法や商品によって異なりますので、しっかりと確認してから作業するようにしましょう。
ご自身で防水対策をするのが難しい場合や、何か気になることがある場合はお気軽に敷島住宅へ相談ください。