夏の暑さをしのぐ方法として、電気代がかからない緑のカーテンはいかがでしょうか。夏の日差しを家の外側から防ぐことができ、植物の種類によっては花や実を楽しむこともできます。この緑のカーテンは、植物の成長を考慮すると5月頃から作りはじめるのがおすすめです。今回は緑のカーテンの特徴や作り方をご紹介します。
緑のカーテンとは?
緑のカーテンとは、つる性の植物を窓の外やネットなどに這わせて、カーテンのようにしたものをいいます。家の外側に作り、すだれやよしずのように利用します。壁面や窓に直射日光があたることを防ぐので、室内の温度が上がるのを抑えてくれる効果があります。また、葉が呼吸することで周りの熱を奪ってくれる効果も期待できます。自然の力を利用した夏場の省エネ対策の一つです。この緑のカーテンは、2011年に発生した東日本大震災以降に節電対策の一環として広く知られるようになりました。
作り方
緑のカーテンの作り方をご紹介します。
材料
お好みの苗か種、ネット、支柱、プランター、底石、培養土、肥料 など
通常のガーデニング用の材料と同じです。
種から育てる場合は、発芽しない場合を考慮して多めに用意することをおすすめします。
手順
(1)プランターに底石を敷き培養土を入れる。必要に応じて肥料も混ぜておく。
(2)プランターの外側に支柱を差し込み、苗や種を植える。支柱はネットを固定するためのものです。
固定してもたわんだり折れたりしないような太さ・強度のものを選んでください。
(3)ネットを支柱に固定して出来上がりです。
おすすめの植物
花を咲かせる植物と、実が収穫できる家庭菜園向きのつる性の植物がおすすめです。アサガオなどは長く花を楽しむことができ、涼しげな色に丸い花が目にも鮮やかです。実が収穫できるゴーヤやキュウリは特別なお手入れを必要とせず、とても育てやすく実は食べることができます。家の外観やお好みに合わせて選んでみてください。
注意点
緑のカーテンを利用する上で、注意していただきたいポイントをご紹介します。
・台風時や強風が吹くときは飛ばされないように注意してください。
・植物を育てるのには太陽光が必要です。緑のカーテンの効果を発揮するためにも、太陽光がしっかり当たる場所に作ってください。
・人が出入りする窓付近に作る場合は、移動のとき邪魔にならないよう出入りしやすいスペースを確保してください。
まとめ
夏の暑さ対策に電気代を抑えられるエコな緑のカーテンをご紹介しました。おうち時間を涼しく快適に過ごすためには、一つの対策だけでなくいろいろな対策と併用すると効果的です。
ぜひ、花や実も楽しめる緑のカーテンを、暑さ対策の一つに加えてみてください。
今後も生活に関するお役立ち情報を発信していきます。次回の更新もぜひお楽しみに!