新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに在宅ワークを導入する会社が増えていますが、家で仕事をすると集中力が続かないといった悩みを持たれる方もいるでしょう。実は、空間を整えることで在宅ワークがはかどりやすくなります。
本記事では、在宅ワークを快適にするポイントや、在宅ワークにおすすめしたい間取りをご紹介いたします。
在宅ワークを快適にするポイント
在宅ワークを快適にするポイントは、全部で3つあります。
・仕事に集中できる空間であること
・ON/OFFの切り替えができること
・疲れにくい環境にすること
ポイントを一つずつ解説していきます。
仕事に集中できる空間であること
在宅ワークの効率を上げるには、集中できる空間が必須です。
集中できる空間の条件として、デスクは壁を向かないようにする、空調が快適である、ライトが適切であるなどが挙げられます。
デスクが壁に向かっていると、ドアが背後や横の位置になります。すると無意識のうちに「誰かが来るのでは」という心理になりやすく、集中力が削がれてしまいます。なかなか集中力が続かないという方は、気分転換も兼ねてデスクの向きを変えてみましょう。
また、室温が暑すぎたり寒すぎたりするのも、集中力が削がれる原因です。快適な空間になるよう室温の調節をしましょう。冬は足元に電気カーペットを敷く、夏はサーキュレーターで冷気を循環する、といった工夫でも体感温度は変わります。
ライトは、色調を昼光色(やや青白い光)にして、適度な明るさにすると集中力が上がりやすくなります。青色は副交感神経を刺激し、心を落ち着かせる働きがあるといわれているからです。
そして、照明の明るさは、「目の疲れ」と関係しています。部屋が明るすぎると瞳孔が狭まり目の筋肉が緊張するため、目が疲れやすくなります。目が疲れるとピント調整が鈍くなったり、集中力が低下する原因になるので、在宅ワークには適度な明るさを保つことが大切です。
ON/OFFの切り替えができること
ON/OFFの切り替えができる空間であることも、在宅ワークがはかどる空間にするための大切なポイントです。
個室を用意するのが難しい場合は、左右と前方の3方向を囲むのがおすすめです。仕切りやパーティションで3方向を囲むことで個室のようなスペースを作れます。また、テレビにカバーをかけ、見えないようにすることで、仕事モードに切り替わりやすくなります。
反対に、就業後や休憩時間などOFFに切り替えたい場合は、パソコンにカバーをかける、または収納するなど、仕事道具が見えないようにすると効果的です。
疲れにくい環境にすること
在宅ワークの空間を快適にするポイントで最後にご紹介するのは、疲れにくい環境についてです。
パソコンでの作業を快適にするには、自分に合ったデスクと椅子が必要です。中には膝の上にパソコンを置いて仕事をしたり、寝そべりながら作業をする方もいますが、これらはおすすめできません。視線が低くなりすぎるため、首や肩が凝り、結果的に疲れやすくなります。
もしパソコン用デスクが部屋に置けない場合は、ローテーブルでもいいので用意し、体に負担がかからない仕事環境を心掛けましょう。
在宅ワークにおすすめしたい間取りDEN
在宅ワークにおすすめしたい「DEN」という間取りについてご紹介いたします。
DENとは?
DENとは英語で「巣・洞穴」という意味があり、住宅では「書斎」や「趣味の部屋」の意味で使用されています。
・一人になって集中できる
・自分好みのコーディネートが可能
・ONとOFFが切り替えやすい
といったメリットがあることから、在宅ワークをする方におすすめな間取りとなっています。
DENのある間取り
最近では、DENのある間取りの需要が高まっています。DENを書庫として活用している方、衣類などの収納場所にしている方などさまざまです。ライフスタイルに合わせて活用方法を変えられるのが、DENのある間取りの魅力でしょう。
在宅ワークが解消されても、家事スペースなどに利用できる
在宅ワークのためにDENのある間取りに決めても、今後出社スタイルになったらどうしようと心配している方も、中にはいらっしゃるかもしれません。
ですが、先ほどお伝えした通り、DENの使いかたは自由です。在宅ワークが解消されたら、家事スペースに変更したり、書斎や収納スペース、楽器を練習するスペースなど、たくさんの活用方法があります。
もし、DENを間取りに組み込むかどうか迷っている方は、前向きに検討してもいいのではないでしょうか。
まとめ
在宅ワークを快適にする環境に整えたい方は、疲れにくい集中できる空間、ONとOFFの切り替えができる環境作りに重きを置きましょう。また、環境を整えるためには間取りも大切です。特にDENは、省スペースでも作れるため注目されています。
在宅ワークをする上でのお悩みは、リフォームでも解決できます。リフォームをご検討中の方はぜひ敷島住宅までご相談ください。