こんにちは。広報担当の柿谷です。
さて、前回は和室の中でも「畳」について、お話をさせて頂きました。
今回はその畳をつかった和室全体のコーディネートをご紹介したいと思います!
和室のコーディネートをする際に一番最初に決めて頂くのが仕上げを「和仕上げ」にするのか「洋仕上げ」にするのかです。
使用する建材を洋間と同じものにするのか白木にするのかの違いですが、これだけでも結構印象が違います。
最近はリビングに隣接した和室が多いので、同じ建材を使った洋間仕上げで統一感をだす方が増えています。
もちろん和室を別の空間ととらえて白木の落ち着いた雰囲気にするのも素敵です。
ではひとつひとつご紹介していきます!
まずは洋間仕上げの和室です。
入口や押入れのドア、畳寄せなど、すべての建材を洋室やリビングと同じものを使います。
単純に言うと洋室の床が畳になっただけ…。というのが洋間仕上げです。
リビングと同じ雰囲気で続いているのが特徴で、間仕切りにアクリルやアルミのドアを採用した場合には洋間しあげになりますね。
押入れについてもクローゼットドアを採用することが多いので、襖より開口面積が大きくて、観音開きのドアより開閉がスムーズ。基本的には使いやすさはこちらの仕様の方が良いように感じます。
和仕上げの和室は建材に白木を用います。
前述のとおり使い勝手の面では洋間仕上げの方が生活がしやすいように感じますが、白木で仕上げる一番のポイントは雰囲気づくり。
白木のもつ優しい風合いは和室のコーディネートをより落ち着いた空間にしてくれます。
普段の日常、家事や仕事で疲れてしまったときに畳の上で横になる。
そういった空間の雰囲気やリラックスの効果を白木に求める方もいらっしゃいます。
ただ白木はとっても柔らかい木材なので扱いには少し注意が必要ですね。
結構へこみやすい、柔らかい木材です。
同じ白木を使った和室でも、内障子を使った和室は白木以上に最近見かけなくなった気がします。
確かに張替が面倒だったり破れてしまう心配があるので減ってきているのはわかるような気がします。
でも内障子は最も和室らしさを演出できるのではないでしょうか。
ただ畳を使うということだけではなく、ここまで和の風情にこだわって空間づくりをされるのも気持ちがいいものです。
最近はちょっと値段が張りますがやぶれにくい障子も出ているみたいですよ。
また、障子は畳と同じように多孔質の素材なので吸湿性があり、四季の豊かな日本によくマッチした素材だそうですよ。
大きくはこの「洋間仕上げ」と「和仕上げ」の二つですが、クロスや照明、間仕切りの種類によっても大きく変わります。
たとえば天井のクロスの雰囲気。
クロス自体たくさんの種類があるので、使うものによってその雰囲気も当然違うものになりますが、和室のコーディネートで天井のクロスを濃い色のものにするか、薄い色のものにするかでかなり雰囲気が違うように感じます。
天井のクロスを側面と同じもので仕上げると、明るくてすっきりとした印象です。
一番シンプルで飽きの来ないデザインですね。
カーテンの色なども比較的なんでも使えそう…。
天井にナチュラルな色味をもってくると部屋全体が優しい雰囲気になります。
和仕上げの時や、洋仕上げであってもナチュラルテイストの部屋にはよく合います。
左の画像はあじろという種類のクロスで和室にはぴったりのイメージですね。
色もいろいろありますよ。
天井のクロスにかなり濃いめの色を使うと、大人っぽくてシックなイメージになります。
広々としたイメージはないですが、心を落ち着けるには良い場所になりそうです。
特に狭いところがなんだか落ち着く…なんて人にはおススメかもしれません。
畳表との相性が大切です。
和室のコーディネートでは、天井だけじゃなくて側面のクロスで工夫しているケースもよく見かけます。
下の部分だけクロスを変えてみるコーディネートですね。
変化がうまれておしゃれな部屋になります。
他にも、カーテンの色や壁紙のアクセントの場所、畳表の色などで様々な個性的な和室をコーディネートすることができます。
他にも和室として部屋を一つつくるのではなく、リビングの一部として畳を取り入れた畳コーナーや、ロフト部分に畳を用いることあります。
和室ということにこだわらず、住まれる方のスタイルに合った形で畳を取り入れることできますよ。
今回はたくさんの画像をつかって和室のコーディネートをご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
もちろんここにあるのはほんの一部で、お客様お一方ずつがお持ちの好みの空間をコーディネートさせて頂きますので、ぜひ敷島住宅のインテリアコーディネーターに思いのたけをお話してくださいね。
一緒に素敵なマイホームをつくっていければ幸いです。