こんにちは。広報担当の柿谷です。
いよいよゴールデンウィークが近づいてきましたね。
最近は本当に、本当に雨が多かったので、ゴールデンウィークこそは晴れて欲しいですね。
最近の雨続きはゴールデンウィークが晴れるためとだと思っている人は私だけじゃないはずです。
さてさてご新築をお考えの皆様におかれましては、和室をつくるのか、つくらないのか。
という選択でお悩みの方も多いのではないでしょうか。
最近の新築住宅は洋風のデザインのものがほとんどでリビングや食卓、その他フローリングの上で生活をするスタイルが大多数だと思います。
もちろん和室の有無でどちらが正解というわけではないので、和室なしに大~きくリビングをとるのも正解。
やっぱり昔ならではの和室がほしいという方ももちろん正解。
寝室だけ和室にするという方ももちろん正解です。
住まれる方のライフスタイルにあっていればどちらでも正解です。
でもせっかくだから和室が欲しい!畳をつかいたい!と思った皆様。
最近の和室はすごくデザインや材料が豊富なのをご存じですか?
このブログでもたくさんのモデルハウスをご紹介させて頂いておりますが、一度として全く同じ和室はありませんでした。
クロスの選び方や畳の種類。照明の選び方など個性を発揮できるポイントはたくさんあります。
今回はそんな和室の『 畳 』に注目して、ご紹介させて頂きたいと思います。
そもそも私たち日本人にとって、なぜ畳への愛着が大きいんでしょうか?
今、新築を買われる方で畳で生活したことがない方もきっといらっしゃるはずです。
それでも畳の上に寝転がるとなんだか気持ちがいい…。
正座をするとなんだか気が引き締まる…。
そう思う方の方が多いのではないでしょうか?
畳の歴史を考えると、イ草という材料が手近に沢山あり、日本の高温多湿の風土にその調湿機能が良く合い、 再生が効く部分が日本人のもったいない精神にマッチしていたことが大切に使われてきた一番大きなポイントだと思います。
自然のものだけでエコを実現していた昔の人には本当に頭が下がりますね。
それが、物が溢れた現代でもなお日本人に強い愛着を持たせるのはなんなのか…。
実は考えてみても結論はわからず、最終的には「日本人のDNA」だろうなぁと思ったりするんですけど…。
でも昔ながらの畳ってお手入れが大変で、特に今の気密性の高い家だと余計に大変なんじゃ…。
と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、畳も進化しています!
昔ながらの畳の畳床には藁が使用されていて、この藁がとっても優秀。
藁自体が呼吸をするので調湿機能の面でとってもスグレモノです。
また、藁床の藁と藁の間の空気層があるので程よい断熱効果も期待できます。
ただ、現在の住宅には必ずといって良いほどクーラーがあるので高気密を考え部屋の中の空気が逃げないように設計されています。
結果、室内の湿度が高くなり、畳にカビやダニが発生するようになってしまいました。
ここまでの情報が一人歩きして畳のお手入れが…。という考えを持つ人が増えたのではないでしょうか?
最近の畳床にはそういった畳のデメリットを打破すべく、建材床を使用した畳床がつくられたそうです。
もちろん畳のお手入れは必要ですが、湿気のたまりやすい現代の住宅でも、ある程度はカビやダニの心配をせず、十分畳の良さを感じることができると思いますよ。
そんな現代の畳は機能だけでなく伝統の畳のスタイルを守りながらもモダンでおしゃれで見た目にも美しい畳がたくさんあります。
敷島住宅のモデルハウスなどを例にご紹介したいと思います!!
イ草の畳表を使っているものが一番オーソドックスな畳です。
「The タタミ!」って感じですよね。
この色や香り、雰囲気に魅かれて和室を設ける方も多いのではないでしょうか。
でもこの形だとどの畳表をつかっても雰囲気は同じ…。そう思っていませんか?
でも、部材をちょっと変えるだけでもそれぞれの個性を活かした雰囲気が作れるんですよ。
たとえば畳縁の色や柄。
大昔はその家の家紋等を入れたりと、格式に合わせて変えていたそうですがさすがに今家紋があるところは少ないですよね。
畳の縁を踏んではいけないということをマナーを聞いたことがある方は多いのではないかと思いますが、たくさんある意見の中で、家紋が入ったものを踏むとは何事じゃ!みたいなこともあったそうです。
今の畳縁は青や茶色、紫や桃色など、さりげなーく個性的な畳に仕上げて頂くことができます。
これだけでかなり印象が違いますよ。
畳表に和紙や樹脂を使い性能を上げた畳もあります!
実は見た目にそんなに違いがなくて、しいて言うならイ草の香はしないかなぁくらい。
天然素材のイ草と違ってダニの心配が少なく日焼けしにくいのが特徴です。
耐久性や撥水性も優れているみたいですよ。
縁のない坊主畳も最近よく見かけます。
縁がないということでお部屋がすっきりと広く見えますね。
リビングの一角にちょっとだけ畳のスペースがほしい時なんかはちょうどイイですよ。
最近は畳の編み技術も向上しているので縁のない畳でも傷みにくくなっていますが、美しい状態を長持ちさせるためには、あまり踏まない方がイイですね。
畳の縁のところにもそういった所作のお話をしましたが、昔からの所作にひとつひとつ気をつけると日常の行動にもあらわれるような気がします。
お寺参りの際などは特に守った方が良いかと思いますよ。
そして最近は上記に色を付けたカラー畳も人気です。
畳の優しい肌触りや人数や用途を限定しない便利さはそのままで、洋室になじんだ色でプランできるのでとても使いやすいし、何よりおしゃれ!
最近ご紹介したものの中ではただのカラーじゃなくて市松模様のものもありましたね。
もちろん市松模様だけじゃなくてボーダー模様だったりいろいろです。
多様な種類の畳表をお選びいただけるように致しております。
その中からお客様のイメージにあったものをインテリアコーディネーターが提案させて頂きますので、ぜひご相談ください!
また、このブログの最初のモデルハウスではチルウィッチというランチョンマットのメーカーさんとコラボした畳をご紹介させて頂きました。
これもすごくおしゃれでしたね。
歩いた時の絶妙な柔らかさも特徴でした。
畳表の素材やデザインだけみても本当にたくさんの種類がありますね。
標準で使っているのはイ草の畳表なので、選ばれる物によってはオプションになりますが、インテリアコーディネーターがご予算にあった提案をさせて頂きますので、ぜひご希望をお伝えください!!
次回は和室全体のコーディネートをご紹介したいと思います。
是非引き続き読んで頂けると嬉しいです。