こんにちは。
滋賀建築課の松永と申します。現場監督をしています。

今回は基礎パッキンのお話をしたいと思います。

弊社では20年以上前から床下の通気方法として基礎パッキング工法を採用しております。

基礎に通気口を設けないので基礎の欠損を少なくし、建物全周で通気ができるメリットがあります。施工は基礎と土台の間に基礎パッキンを挟み込んで固定します。

この基礎パッキンとは城東テクノ株式会社様の製品名で、一般的には“ねこ土台”と呼ばれています。
弊社では全棟、建設住宅性能評価を取得していますが、そのチェックシートにも『ねこ土台の高さ・仕様、配置の確認』の項目があります。

“ねこ?“

なぜ、ねこ土台と呼ばれるようになったのか気になり調べてみました。

結論から申しますとはっきりしたことはわかりませんでした。

その昔、柱の下に腐朽防止のために置いた石が“ねこ石”と呼ばれていたそうです。(漢字では“根子石”と書くそうです。)
以前に神社などの本社の周りにある塀の土台の下にある木製のパッキン(のようなもの)の名称が“ねこ“だと聞いたことがあります。

用途は基礎パッキンと同じなので、やはりこれが“ねこ”の名前の由来かなと思います。

これから夏本番ですが、体調に気を付けてお過ごしください。