滋賀支店インテリアコーディネーターの今井です。

お正月が終わったばかりと思っていましたが、もう2月ですね。
なんだか2月は過ぎるのが早く感じるのですが、
みなさまもお忙しくお過ごしでしょうか?

さて、今回は先日参加させていただきました、
LIXIL様主催の「住まい方スキルUP講座」についてのお話をしたいと思います。

なんと、講師はあの有名な近藤典子先生でして、
会場にはたくさんの受講者が来ていました。

講師の近藤典子先生は現在LIXIL様と共同開発をされているそうで、
その関係で今回の住まい方セミナーが行われたそうです。
どんな新商品が出てくるのか楽しみですよね。

その中で、特に印象的だったのが、
「3つの間」がバランス良く満たされていることが大切!!という部分でした。

この「3つの間」ですが、

1つ目は 『 空間 』

①空間:空間の有効活用をすることで、ものと上手に付き合うことが出来る!

収納スペースはスタンバイしてさっと取り出せる場所に設けること。
例えば上着やトップスをかける棚の奥行は60cm、スカートなら奥行40cm、
本棚などは奥行30cmあれば十分有効活用出来・・・、などなど。
物には必要寸法があり、
暮らしから生まれる寸法と人間工学の視点と両方から使い勝手を考えてみる。

2つ目は 『 時間 』

②時間:動線を意識することで、心の余裕が生まれる、落ち着ける時間が持てる!

7つの動線(料理、洗濯、そうじ、買い物、来客、片付け、子育て)を意識してみる。
これらの動線の無駄なくすることで1日30~60分の無駄を省ける。
1年に換算すると約365時間!

3つ目は 『 人間 』

③人間(じんかん):視線(見せる・隠す)を考えてみる!

家族の中でも、人と人とのほどよい距離感を作ることで、心が落ち着くようになる。

実際にはもっと深く丁寧に、そして面白く!ご説明頂いたのですが、
どのトピックも興味深く、言葉にしていただけて、
なるほどなと思えるようなお話ばかりでした。

とっても深かったです!!

そして、「近藤典子先生」といえば「収納」術。

片付けられない、お家に行って、
100円ショップグッズなどを利用して使いやすく、
美しい収納スペースを作られていたのが印象的でした。
その収納スペースについてもお話をいただけました。
真似してみようと思う小技がいっぱいなのですが、
その詳細は近藤先生の本に載っていますから!とPRも笑いを誘われていました。

更に一番印象に残ったのが、リビング・リビングクロークについて。
リビングは家族がそれぞれ寛ぐ場所ですが、散らかりやすいし、散らかって見えてしまう・・・
リビングがごちゃごちゃしないためにリビングクロークを間取りに設けるのも住まい方のコツなんだそうで、

一次的に物を置いておくところであって
収納場所でない。
ラウンド型(2方向に出入りできるようにして)にして
物が留まらせないようにすることで
物がたまりにくいんだそうです。
イメージ:モデルハウス施工例

イメージ:モデルハウス施工例

本当は左右に扉か引き戸があるのが良いそうです。
奥の棚を「見せるインテリア」とするときは開けて、
散らかっているけど来客があるときは一時的にTVの壁の背面に物を置いておいたり出来る「収納」に・・・
はたまた、テーブルを設けてお子様のお勉強コーナーにしてみたりと
クロークという名前ですが色んな使い方が可能です。

こちらは玄関と廊下にまたがるクローク

こちらは玄関と廊下にまたがるクローク

弊社でも人気の間取りの一つです!

弊社でも人気の間取りの一つです!

今回のセミナーを受講させていただき、
近藤先生の普段から実践されていらっしゃることを少し伺い知ることが出来ました。

お施主様に対して、ヒアリングだけでなく、より深く丁寧にアプローチを重ねられていらっしゃること。
お施主様が困っていること、また何が困っているのか、こうしたいなと漠然と思われているところを
具体的に説明されることで、お施主様が「納得」してご自分のお家づくりを進めていけるように
常に努力をされているということ。
私もコーディネーターとして一組一組のお施主様とお会いして、
少しでもそのご家族の方々の暮らしが豊かになりますように、お手伝いしてまいりたいと改めて思った時間でした。

ここまでご覧いただきありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。