京都建築課の谷口です。
文章を書くのは得意ではありませんので、
テキトーにお付き合い頂いて読んでいただければ幸いです。
久々のブログ当番、今回が3回目です。
1回目は建築部のスタッフとして
2回目はリフォーム部のスタッフとして
そして3回目の今回は、建築部に戻ってきました。
戻ってきましたが、『戸建て』ではなく今は『特建』を担当しています。
・・・当番まわってきた時、毎回ちゃう事やってんなぁ。
さて、『特建(トッケン)』って何でしょう?
大雑把に言うと非住宅のことで、大型店舗、病院、学校、保育施設、工場などですね。
実は数は少ないですが敷島住宅は住宅以外も手掛けているのです。
そして今やってるのが延べ床面積999.87㎡の老人ホームです。
これを書いている今日(9月3日)は地盤改良が完了しました。
今回の現場では、直径60㎝×深さ7.7mの柱状改良を250本。
数が多いし深いしと何かと時間のかかる工事でした。
しかも敷地に隣接して電車走ってるし・・・気遣う現場です。
地盤改良・杭工事などと私達は言いますが、あまりなじみのない言葉だと思います。
それって何のため必要なの?と思う方も多いのではないでしょうか。
建物を『地盤が柔らかくて不安定なところに建てる』と地面が沈下して傾いたりします。
そうなると大問題ですよね。
建物を建てる前段階に地盤改良を行って問題が無いようにするのです。
方法も様々で、
・表層の地層(2mまで)に満遍なく改良材を混ぜて突き固める表層改良
・地面の下に建物が載る柱状の改良体を造る柱状改良(今回採用した工法です)
・鋼管を地面に所定の深さまで打ち込む鋼管杭
他にもたくさんの方法があります。
大層な作業やのに、基礎の下の工事なんで完了後は視認できないんですよ、、、
ここまでざっくりと書きましたが、そもそも必要ない場合も多いです。
じゃあ、必要・不要の判断はどうやって? となりますよね。
それについては地盤調査を専門に行う会社に現地調査とデータの解析を依頼して、そこより提出された報告書を基に判断をしています。
地盤や構造といったお話はとっつきにくくて小難しい部分です。
家を考えると間取りや仕上げといった目に触れるところにフォーカスしちゃいますが、
建物は目に見えない部分で形を保ち、私達の命を守ってくれているのです。
そう聞くと縁の下の力持ちの地盤や構造がちょっと気になりませんか?
気になった方はスタッフに聞いてみて下さい。
明日から現場は基礎の工事になります。
地面掘って、掘った土棄てて、設備の配管仕込んで、鉄筋組んで、コンクリート流して、
軸組み組んで、屋根吹いて、外壁貼って、内装して・・・
検査もいっぱいあります。
建築の検査、消防設備の検査、エレベーターの検査、緑地など完成までに7・8回。
来年の3月に完成予定です。
長文に最後までお付き合い頂きありがとうございました。
まだまだ暑いですので体調管理しっかりやって元気にお過ごしください。
よし、現場出よ!!!